「前に進めてナンボ」の春闘に
府本春闘討論集会が12月12~13日、生駒ふれあいセンターで開催されました。大阪革新懇・服部信一郎事務局長を講師に情勢学習を行い、東中書記長が「2016年春闘をどう闘うか」の問題提起。その後3班に分かれて討論しました。
「亡国のアベノミクスのツケは国民に」と題し講演した服部氏は前府本書記長(80~88年)。事業所全体の85%を占める中小企業が大阪経済と雇用を支えている。中小企業の、業種を越えて団結する全国一般が強く大きくならなければ大阪の発展はない、という言葉から始まりました。 デフレスパイラルを真に改善し賃上げのサイクルにするには民間と公務が力を合わせて取り組んでほしいと話すとともに、職場で春闘や賃金について「自分の言葉」で話すこと、さらに多数決ではなくとことん議論して全体の合意を得る民主主義についてなど、熱く語りました。
東中書記長からは、この2年間「目立ってナンボ」として目に見え耳に聞こえる春闘を進めたが、16年は一歩でも要求を実現させる「前に進めてナンボ」の春闘にしたいとして、組合活動5つの基本(会議の定例開催、学習の定例開催、ニュースの発行、アンケート活動、全員参加の活動)の徹底や、すべての活動を組織拡大につなげること、要求論議を重視し全員参加の春闘をつくりあげていくことなどを提起。生活実態に基づく春闘要求作りとして、アンケートか活動や学習の強化、企業分析などの取り組みについても提案がありました。