2017年 自世代委員会 第9回学習交流会

 

 今年で9回目を迎える全国一般自世代委員会学習交流集会が2月25~26日愛知県豊橋市で開催されました。8地方組織と中央本部から22人が参加、大阪からは西淀3人、おおさか2人がしました。

 今回の職場実践プログラムは、「街で人気のパン屋さん」で起こった「合理化提案(パートの時給引上げのために、正規の給与を下げる)」に対して、組合を結成し、問題解決に挑むというミッションです。職人気質で情に熱い創業者の社長と、経営コンサルタントの経験を持つ冷製沈着な副社長を相手に、合理化提案をいかに解決するか。
  • 「参加者は3つのグループに分かれ、組合づくりと結成を一から学習。要求書をまとめ、組合結成通知と要求書提出、団交へ。千葉地本顧問の平川さん演じる社長と、藤原中執演じる副社長に対峙しました。初団交を終え各グループは神妙な面持ちで部屋に戻って来て「やられた~」「言いたいことが言えなかった~」「向こうのペースで進んでしまった~」などの感想が出されました。
  •  次の団交に向けて、合理化提案をやめさせるためにもっと具体的な要求を考えようとみな躍起になりました。売り上げを伸ばすため、宣伝や商品開発、商店街活性化等々、グループごとに特色ある提案をまとめ、2回目の団交に挑みました。前回の反省を活かし全員発言を心がけたグループ、会社のペースに流れないよう必死で話を引き戻したグループ、それぞれが全力でぶつかり、グループごとの到達を得ました。組合がなければ会社提案を泣く泣く受け入れるしかありませんでしたが、組合結成し、交渉を持ったことが今回の結果となったことをグループで共有しました。最後に会社側の役をしていただいた藤原さん・平川さんから評価や課題など総評をいただきました。
  •  企画を通じてますます、勉強し、知をつけること、そしてそれを継続すること、組合を多数派にしていくことなど、先輩の話を聞き、その重要性を再確認できました。