真夏日となった5月28日、大阪争議支援行動が取り組まれました。参加は総勢200人、府本部から12人が参加しました。大阪からすべての争議をなくそう!を言葉に、早朝宣伝から始まり集会のあと、2班に分かれ9ヶ所の争議職場前で抗議、要請行動が行われました。
府本部は資生堂「非正規切り」争議で6年間も闘い続けている仲間の1日でも早く解決が出来るよう、資生堂近畿支社前で抗議と要請行動を行いました。アンフィニ分会からメッセージが届き、想いを訴えました。
要請には吉野委員長をはじめ5人が受付で担当者を呼び出しましたが、今回も受付女性が要請書を受けとるだけという対応となりました。
アンフィニ分会のなかまは、現在も7人が解雇撤回の裁判を闘っています。資生堂鎌倉工場で請負労働者として働き続け、7年間ものあいだ資生堂というブランドに誇りを持ち正社員と同じように高い技術を必要とする口紅を作ってきました。しかも正社員の半分の賃金、賃上げも福利厚生も一切ないという劣悪な労働条件の中で・・・
2009年5月に減産通告をきっかけに契約途中にもかかわらず解雇されました。解雇無効を訴え裁判で闘い続け、2014年3月には横浜地裁で解雇無効の一部勝利判決がでましたが、資生堂鎌倉工場は今年3月に閉鎖され戻る職場がなくなってしまい、ささやかに働く権利さえ奪われてしまったのです。
この闘いは、女性労働者が、人間としての尊厳や働く誇りを取り戻し、そして、女性労働者を物扱いし安易に切り捨てる大企業の経営姿勢を断罪し、雇用責任を果たさせる闘いです。