2015年10月 全労連全国一般 自世代委員会 総会

信頼・友情・団結深めた第4回総会

活動報告写真

 全労連全国一般・自世代委員会第4回総会で10月31日~11月1日、2年ぶりに宮城へ。始まりは、及川顧問(写真・下)による講義「労働組合の権利闘争と国民的役割」。
 70年代高度成長期とともに前進してきた労働組合運動をご自身の体験も交えて講義してもらい、言葉一つひとつに経験からくる重さを感じました。中でも、宮城一般の組織拡大前進のヒントが、大阪の医療職場がダブル加盟にこだわった(患者や医療以外の労働者を組織するためには全国一般でなければならない)ことだと聞き、先輩達の闘いに誇りを感じました。
 学習会後は、翌日の被災地視察にむけた前学習、メインの第4回総会、夕食交流会も行い、信頼、友情、団結をしっかり深めました。

翌日 2年ぶりの被災地視察
 町中の瓦礫は全くといっていい程なくなりはしていました。しかし震災から4年半経っても、復興住宅の建設や、かさ上げ工事は大きく遅れ、町はなくなったままでした。ただ漁業はほぼ復活をとげたとの事、南三陸町のさんさん商店街(仮設)の賑わいには少しずつでも前に進んでいる被災者の強さが感じ取れました。商店街で食した「はらこ飯」は感動の味わいで、沢山のった“いくら”のキラキラと商店街で働く皆さんの目の輝きが、大げさじゃなくかぶって感じました。

 さんさん商店街では商業施設の建設が決まり、住まいや町が出来ることを想像できるまでに。しかし石巻立町の仮設商店街は、自立再建している商店との不平等さを理由に今年12月で全て立ち退きが迫られているとのことで、同じ仮設商店街でも未来の違いが感じられ、行政対応の不備に憤りを感じました。

 私たちは決して震災で被害にあった、あっている人々の事を忘れてはいけない、自分たちに今できることは何なのかを考え続け、出来る支援をし続けなければならない。そのためにも、自分達が元気で働き続けられる労働者であり、労働条件の前進をしなければならない、「だから目の前の闘い(W選挙)も頑張る!」新たに考えさせられた被災地視察でした。