第83回定期大会

 

 府本部第83回定期大会は「翌週にも『戦争法案』強行採決か」という緊迫した情勢の9月12~13日、奈良県で開催されました。代議員、役員など64人が参加し、憲法無視の安倍政権打倒と橋下・維新の強権政治打破にむけ、団結強化と仲間ふやしをすすめる運動方針を確認しました。

 吉野委員長は、「自分の将来に希望がある」と答えた若者が他国より日本は著しく低いことを紹介し、労働者・庶民のくらしを困難に陥れ、貧困と格差をいっそう広げ、安全安心に暮らしたいとの願いに全く答えない安倍政権をきびしく批判。しかし一方、戦争法案反対で立ち上がった若者たちの行動・発言は新たな希望であり感動した。府本部でも大幅賃上げ・労働条件改善とともに組織拡大や争議支援、中小企業運動、大阪市廃止分割阻止、戦争法反対など、住民の命とくらしを守るため職場と地域で奮闘してきた報告・討論に期待していると挨拶しました。

 東中書記長の方針提案では、様々な課題に取り組む前に「学習」して行動することを追求したことを強調。引き続き「組合活動5つの基本」(①定例会議②学習③ニュース発行④アンケート活動⑤全員参加)を重視し、すべての取り組みを「仲間増やし」につなげることを軸に、職場要求だけでなく中小企業振興や社会保障充実、平和と民主主義を守り政治を変える闘い、とくに11月22日投票の大阪府知事・市長選で「維新政治ストップ」をめざすため奮闘しようと呼びかけました。
2日間の討論を経てすべての議案が可決、新役員が信任されました。大会宣言と「戦争法案」の廃案求める特別決議を採択し、最後に全員でプラスターを掲げ、「戦争反対」「9条守れ」コールを行いました。